世界的に有名な古都であり、歴史的な文化遺産に恵まれた地、奈良。古くはシルクロードの旅人に運ばれた文化がこの地に流れ込み、日本文化の源流となりました。
医薬術も例外ではなく、シルクロードを渡った知識や薬が医療の中心となり、病に苦しむ人々を助けました。ご存じでしょうか。当時の日本は、今と様子が似ていました。大きな震災があり、疫病が流行りました。その際に人々は祈り、そしてまたこの知識を活かしで予防し治療しました。もともとは位の高い方のものであった薬物も、民衆を救済するためにと多くの寺院などにおいて施薬とよばれる薬の施しが行われました。
一方で、当時の薬はその原料の大部分が天産物であったため、薬用植物の確保が重要な問題でした。シルクロード上にある各国から輸入を取り寄せ、研究と調査を重ね、栽培に大きな力が注がれました。熱心な研究調査と栽培により、奈良の薬用植物は大和ものと呼ばれ、品質の良いものと評価されました。

その名残が今も奈良の各地に残っています。
薬草の採取・収穫から栽培へ。孫赤で調停の機関や僧侶達が薬として調製し民衆に施していた飛鳥奈良時代。「まなび、つくり、いかす」。その当時の様子を、今の状況をお伝えすべく、
次回のツアーは宇陀市・奈良市で開催いたします。奈良市編~まなぶ~。宇陀市編~つくる~。そして、~いかす~を10月22(土)‐23日(日)の秋の天平祭で。https://www.royal-tourist.co.jp/category/premium-tour/